みなさん、こんにちわ!
病棟を1年弱で退職したMuffinです。
今回は、病院勤務を辞めた理由についてお話します。
最後までゆっくり読んでいってくださいネ〜♪
はじめに
今回は、病棟看護師を約1年で辞めた本当の理由についてお話します。
実は、わたし、看護のお勉強も、高齢の患者さんとの関わりも本当に大好きでした。
しかし、入職してから約1年後、病棟看護師を退職しました。
毎日、楽しく働いていたはずなのにぃぃぃ、、、、。
と、いうことで、今回は、約1年で退職した理由についてご紹介します。
わたしについて
本題に入る前に、まずはMuffinについて簡単にご紹介します。
もう分かっているよ〜!という方は、
下の病院勤務のメリット・デメリットにジャンプして読んでください♪
⇨この記事の病院勤務のメリット・デメリットにジャンプ♪
4年制大学卒業後、ちまたでは大企業と呼ばれる会社に新卒正社員として入社し、約5年間働きました。
いわゆるOL(オフィスレディ)ってやつです。
企業OL退職後は、カナダに1年間ワーキングホリデー。
カナダから日本に帰国後、看護専門学校に3年間通い、専門学校卒業後は看護師として総合病院に就職。
看護師1年目の終わりごろから3か月間休職し、そのまま退職しました。
病院退職後は、複数の看護師派遣会社を使って、派遣を経験。
現在は、カナダのバンクーバーに住んでいます。
↓↓↓バンクーバーは、この写真のような、自然と都会が混じった都市です↓↓↓
今は、バンクーバーにいますが、近いうち、日本に逆出稼ぎ(?!)に戻る予定です。
(単に、看護師派遣の仕事をするという口実で、日本に帰ろうと思っているだけです。笑)
→日本に帰国し、現在はまた派遣看護師をしています。働きたい時に気軽に働けるのが派遣看護師の良いところですね♪
病院勤務のメリット・デメリット
では、まず、病院で看護師として働くメリットとデメリットについて考えてみましょう。
あくまで、こちらはわたしの主観です。。。
メリット
- さまざまな看護技術が学べる。
- しっかり研修があるので、安心して看護技術を習得できる。
- 夜勤手当が付くのでお給料が上がる。
- ボーナスがあるのでモチベーションが上がる。
- 収入が安定している。
- 他職種との関わりがあり、患者さんを取り巻く環境が学べる。
デメリット
- 夜勤はほぼ避けられないので、体内時計が狂う。
- まとまった休暇が取れない。
- 時間外勤務(前残業や後残業)は避けられない。
- 苦手な人がいても、努力して人間関係を構築しなければならない。
- サービス残業ありがち。
病院で働くメリット・デメリットは
こんな所でしょうか。
病棟看護師を辞めた本当の理由
病棟勤務が向いている!と、思っていたわたしですが、退職を考えた理由はこちらです。
では、1つずつ説明していきます。
夜勤
夜勤=不眠症。
病棟業務や患者さんと関わることがとても好きだったので、この仕事をずっと続けたい!と、思う一方、夜勤勤務という不規則な生活が、どうしても習慣化できませんでした。
そのため、だんだん夜勤以外の日も不眠気味になりました。
やがて、不眠により少しづつ業務に集中できなくなり、そのうち、何もない時に突然涙が出るようになりました。
さすがに、この状態は普通ではないな。と、思い、自分がお世話になるとは全く思っていなかった、心療内科に通院し始めました。
心療内科の医師に眠剤を処方してもらい、少しづつ眠れるようになったとき、新しい環境に行くことを考え始めました。
残業
サービス残業はおかしい。
わたしは、海外生活を送っていたこともあり、時間外にサービスで働くことに疑問を持つ人間の1人です。
その一方、わたしは昭和の人間です。
新人は、朝一番に来て、パソコンを拭いて先輩を迎え入れる。という、昭和の常識(?!)があることも知っています。
自分の信念を貫くか、それとも職場の人間関係を優先させるか。
わたしは、女だらけの職場で、人間関係を選択しました。
そして毎朝、1時間早く出勤して全てのパソコンを拭き、帰宅時は全てのパソコンをきれいに拭いて帰宅しました。
そのため、前残業と後残業の毎日。
この努力が実り、先輩とは良好な人間関係が築けました!パチパチパチパチ。
しかし、これが自分のキャパオーバーになったきっかけの一つでした。
つまり、自分で自分の首を絞めていました。。。ガーーーン。
そして、毎日のサービス残業に「これいつまで続けるんだろ、わたし?」と、ふと考え始めました。
人間関係
少しづつ、病棟という新しい環境に慣れ始め、周囲の状況が見えるようになりました。
すると、今まで気づかなかったことに目がいくようになります。
同じ病棟に配属された同期やわたしより年下の先輩が、お局さま看護師たちの餌食になっていることに気づき始めました。
また、看護の現場では、つねに犯人探し&ミスを人に押し付ける風潮がありました。
例えば、
「この血圧計をここに置きっぱなしにしている人、誰ー?」
と、お局さま看護師の大きな声。
誰に向かって言っているのか分からない状況が多々。
気づいた人が片づければ、それで終わり。
そんな小さなことでいちいち労力を使う暇があるなら、もっと重要な仕事をすれば良いのに〜。
と、思うようなことが多く、どんどん心が疲弊していきました。
そんな病棟にも、尊敬する先輩はいました。
しかし、患者さんのために一生懸命働いている尊敬する先輩を小馬鹿にしていたり、仕事を押し付けているお局さま看護師の姿が目につくようになりました。
真面目に働く人が損をする環境っておかしくない????
という疑問が湧いてきて、この環境で働き続けても、自分の明るい未来が見えないと思いました。
命を扱うことへの危機感
いつか大きなミスをするのではないか。
不眠症になり、業務中に集中できないことが少しずつ増えていきました。
看護の仕事は、患者さんの命に関わる仕事です。
患者さんの少しの変化に気づき、速やかに対応しなければなりません。
不眠で集中力が欠けた状態で、なんとかミスがないように必死で働いていました。が、いつか大きなミスをしてしまうのではないかと、いつもハラハラしていました。
わたしがこんな状態では、患者さんの看護はできない。という思いが日に日に増していきました。
将来の自分をイメージできない
尊敬する先輩のような働き方はできない。
1年目の終わりごろから、病院で長く働く自分の姿がイメージできなくなり、今後の働き方について真剣に考え始めました。
病棟には、看護師長、副看護師長、リーダーや、委員会、係などさまざまな役割がありますよね。
お子さんがいる看護師、シングルマザーの看護師、若くてピチピチの看護師、勉強熱心な看護師、患者さんを1番に考えて動く看護師、若い子だけにやたらと厳しい看護師、仕事をやっている風で全部若い子に押し付けている看護師、、、、、。
本当に色々な種類の看護師がいました。
以前、企業で働いていたときに新人教育をした経験もあるので、新人を育てようと思って新人に注意する人、新人にただの意地悪をしている人の違いがすぐにわかっちゃうんですよね。。。。本当に。。。
わたしを育てようと、一生懸命指導してくださった先輩には感謝でしかありません。
わたしもその先輩のような、新人を育てる看護師になりたい!と思っていました。
ところで話は変わりますが、わたしは未婚ですが、5年以上同棲しているパートナーがいます。
近い将来、もし子供を授かったら、家庭を大切にしながら働けるのかな?
と、新人教育をしてくれている先輩の働き方をよく観察していました。
看護師になる前は、一般企業で働いていたり、海外で生活したり、いろいろな環境で働く女性を見てきました。
さまざまな働き方を見てきて、改めて、今いる病院の病棟勤務と家庭との両立は、わたしには難しいなと感じました。
まだ結婚すらしていませんが。。。笑
そして、この病院で長く働くことはないだろう。という結論が出ました。
病棟を異動する。という手段はあったと思いますが、コロナ禍でゴタゴタしている中、その選択肢は難しいと自己判断しました。。。。
自分に幻滅することが増えた
こんな自分、イヤだ。。。
何度もいいますが、高齢者や認知症の患者さんから学ぶことがたくさんあり、わたしは病棟の仕事が好きでした。
しかし、不眠や心の余裕がなくなってきてから、患者さんとていねいな関わりが少しずつできなくなりました。
今まで笑って交わすことができていたことも、だんだんと笑えなくなり、イライラすることもありました。
そんな自分にどんどん嫌気が差してきました。
このままの状態では、自分もあのお局さま看護師のような、ちょーイヤな人になってしまうかもしれない!という恐怖を感じました。
約1年で退職するメリット・デメリット
病院を約1年で退職することにメリット・デメリットはもちろんあります。
メリットとデメリットを自分なりに考え、比較して、自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいのかを考えて、退職という選択をしました。
アナタにとってのメリット・デメリットは何ですか〜?
この機会に是非考えてみてください♪
それでは、約1年で病院を退職する
メリットとデメリットを考えてみましょう
メリット
- 仕事に対する不安がなくなった。
- 自由な時間ができた。
- 新しいことに挑戦しよう!という意欲が出た。
- 看護師として、働く場所が他にもあることを知った。
- 夜勤がなくなり不眠が改善した。
- 今まで出会わなかったような人に出会えた。
デメリット
- 看護師経験が浅い。
- 看護技術が未熟。
- 技術や経験に対する不安。
- 収入が不安定。
- 健康保険や厚生年金などの金銭的な負担の増加。
わたしにとって一番大きいデメリットは、
看護技術や経験が未熟なことでした
看護技術を磨くことや看護師経験を積むなら、やっぱり病院で働くのが一番だな〜と、今でも思います。
しかし、わたしのメンタルや不眠の状態で続けるのは、自分のためにも、患者さんのためにも良くないと思い、熟慮した末、退職することにしました。
そして、一番気になっていた、看護技術の習得や経験値についての不安要素です。が、少し時間がかかっても、遠回りでも良いので、また働きたくなったら1からやり直せば良いかな〜。と、思い始めました。実際は1からではなく、2ぐらいからのスタートになると思うし。ポジティブ!
約1年間の病棟勤務で、だいたいの看護技術はやらせてもらったので、また病棟で働きたくなったら転職活動すれば良いかな〜。なんて、最近は気楽に考えています。やる気があれば人生、どうにでもなります!
今後やりたいこと
今後、わたしは看護師として働きたいのか、何がやりたいのかを考えました。
わたしがノートに書き出したやりたいことは、こんな感じでした♪
ノートに書き出してみると、看護師の仕事は、病院を辞めても今後もやりたいと思っていることがわかりました。
それと同時に、病棟で働かなくても高齢者に関わることはできるし、派遣で看護技術を使うこともできるなぁ〜。という考えに至りました。
病棟を退職後
休職期間を使って、病院退職後についてじっくり考えていました。
今までご紹介してきたように、退職を考えたきっかけ、退職のメリット・デメリット、今後やりたいことを1つずつノートに書き殴りました。
金銭面ももちろん不安ではありましたが、
再就職や派遣で働けばどうにかなると思いました。
休職期間中は、看護師派遣会社に片っ端から登録し、面接も受けました。
余談ですが、わたしが登録した派遣会社の中から、オススメのうち、今回は1社だけご紹介します。
⇨そのほかのオススメの看護師の派遣会社については、こちらの記事も参考にしてください
↓ ↓ ↓
約1年で退職することのメリットとデメリットを天秤にかけて、よく考え、退職を決断しました。
そして、退職後に働く派遣先が決まってから、退職することを病院側に伝えました。
ちなみに病院退職後は、看護師の派遣でコロナ関連のお仕事を約半年間経験しましたヨ〜。
派遣の仕事を経験して、看護師ってこんなにも活躍できる舞台がたくさんあるんだ!ということに気づきました。
わたしが派遣のお仕事をする際、「レバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣 )」を利用しました。
希望する条件や、興味あるお仕事内容について担当者にできるだけ詳しく伝え、担当者はわたしの希望を最大限に尊重してくださり、わたしに合ったお仕事を紹介してくれました。
もし、派遣会社についてどうしようか考えている人は、「レバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣 )」にぜひ登録して、担当者とお話ししてみてください♪
↑↑こちらからも登録できます↑↑
病院勤務は、もちろん尊いお仕事です。
でも、コロナワクチンのお仕事や健康診断のお仕事、保育園のお仕事など、他にも看護師として活躍できる舞台はたくさんあることを知りました。
看護師として活躍できる場は、病院だけじゃありませんヨ♪
さいごに
今回は、わたしが退職した本当の理由についてお話ししました。
精神的にも、体力的にも可能であるなら、2年以上は病棟勤務を続けたほうが良いと思います。それは、退職後に看護師として他の場所で働く際に、経験年数が有利になることが多いと感じるからです。
しかし、わたしは、精神・体力が限界に達していたので、躊躇せずに退職してよかったと思っています。
心や体が壊れるまで働く意味のある仕事はないと思います。
わたしの心や体が壊れていたら、いざ、助ける必要がある目の前の人を助けることはできません。
幸いにも、わたし達は看護師免許を持っています。
看護師免許があれば、病院以外にも看護師として働ける場所があります。
他の仕事をしてみて、もし、また病棟に戻りたい!と思う日が来たら、その時にまた考えれば良いと思います。
1つの場所で、長く働き続けることは素晴らしいと思います。
しかし、外の世界を見て知ることも、とても大切な人生の経験になります。
しっかり悩んで、考えて出した答えに対して、後悔することはほとんどないと思います。
それは、わたしのアラサー海外留学、アラサーからの看護師資格取得などの経験から、後悔が全くないからです。
自分の環境を変えることは勇気がいることですが、少しの勇気で大きな違う世界が見えるかもしれません。
この記事が、少しでもアナタの明るい未来の参考になれば幸いです。