こんにちは、Muffinです。
今回は、休職の方法についてご紹介します。
ぜひ、最後までゆっくり読んでいってください。
この記事はこんな人にオススメ
この記事は、こんな人にオススメの記事です。
- 新人看護師
- 仕事が辛い人
- 今の仕事が自分に向いているのかわからない人
- 不眠傾向な人
- 何もないのに涙が出てくる人
- 休職を考えている人
- 退職を考えている人
- 転職を考えている人
新人看護師?!と、思った人も多いと思います。
新人看護師のみなさんは、新しい環境に飛び込み、希望に満ち満ち溢れていることだと思いたいです。。。
そして、きっと、新人ナースのみなさんには、休職とは関係のないことだと信じたいです。関係ないと願っています。。。。
休職とは無縁の状況にいる人でも、休職という制度を知っていると、もしも仕事が辛くなった時、少しは気が楽になると思います。
わたしは、前職(一般企業OL)で、休職制度があることを知りませんでした。
一般企業退職後に、働いていた会社の休職制度を知りました。
もっと早くから知っていたら使えていたのに。。。
と、休職制度を知らずに後悔した経験からも、新人看護師が休職制度を知っておいて、全く損はないと思います。
ぜひ、この機会に”休職制度”を知って、頭の片隅に置いておくと、今後何かあった時に役に立つと思います。
はじめに
今回は、わたしが総合病院を休職した時の経験をもとに、休職の方法についてご紹介します。
まず、休職とは何か?を wikipedia先生に聞いてみましょう。
休職(きゅうしょく)とは雇用されたまま長期間の労働義務が免除され、かつ雇用契約はそのまま持続すること。何らかの理由により就業が不可能になったときに、就業規則などの定めにより適用される。休職期間中は、労働基準法(昭和22年法律第49号)等に基づき、使用者の責に帰すべき事由により休業した場合に労働者に休業手当が支払われる。
「休職」ウィキペディア日本語版 2022年6月1日 04:11 (UTC)
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=休職&oldid=82492315
何だか難しいことを言っている様ですが、Muffin的に要約すると、『休職とは、心と体を休ませて、自分の将来について冷静に判断するための手段。会社からお金を貰いながらお休みができる制度』です。
心と体が悲鳴を上げている時は、一旦、その環境から離れてみるのも一つの得策だと思います。
総合病院に入職当時は、病棟ナース1年目で病院を退職するだなんて、まるでこの世の終わりだ!ぐらいに思い、とにかくガムシャラに頑張っていました。
しかし、ナース1年目が終わりに近づいた頃、ついに限界が訪れ、約3ヶ月間の休職をすることになりました。
3ヶ月の休職中は、とにかくゆっくり休み、自分に時間をたっぷり使いました。
(休職期間中の過ごし方については、次の機会にご紹介しますね!)
休職中、自分の将来についてじっくり考え、情報収集をしているうちに、派遣看護師や海外生活といった、新しい道を見つけました。
そして、これ以上、病棟ナースを続けることが難しいのであれば、”退職”という選択肢もありだ。と、思えるようになりました。
今、病院で働くことが辛い人、辞めたいと思っている人に、この記事を通して小さな希望を与えることができたら幸いです。
ぜひ、ゆっくり最後まで読んでみてください。
今では、病院退職後、派遣で働いたり、カナダで生活したりしているわたしです。
が、病院に所属していた最後の方は、実は、かなり心が病んでいました。。。
いま、悩んでいるアナタに、少しでもわたしの経験が役に立ったら嬉しいです。
※休職制度の有無や内容は病院によっても異なります。
就業規則をしっかり確認してくださいね!
休職に対する不安要素
まず、わたしが休職を考え始めた時に不安に感じたことは、次の通りです。
- プリセプターに申し訳ない
- 同期に合わせる顔がない
- 同僚に迷惑をかける
- 金銭面
- 休職後
- 家族に合わせる顔がない
- 自分が情けない
きっと、同じように考えている人も多いのではないでしょうか???
この不安要素は、この先を読んでいただければ、少し解消されるかもしれません。
休職前にやっておくこと
実は、休職を考え始めた時に、いつから休職しても大丈夫なように、密かに準備をしていました。
わたしが、実際に休職前に準備したことは次の通りです。
- ロッカーや休憩室の荷物を片付けておく
- 休職中のお給料について就業規則を確認
- メンタルクリニックに通院
- 有給休暇が何日分残っているか確認
まだ、休職するかどうかも決まっていないのに、事前に準備しておくなんて変じゃない?と、思う人もいると思います。
わたしも、初めは、”休む気満々みたいじゃん!”と自分にツッコんでいました。
しかし、いざ休職することになった時、事前に準備しておいて本当に助かった!!!と思うことが多々あったのでオススメです。
休職期間中は、しっかり休むためにも、できるだけ職場に行かないようにした方が良いと思います。
そのためにも、休職中に必要になりそうな物は、できれば事前に持って帰っておくことをお勧めします。
わたしが、休職前に持ち帰っておいて良かったものはこちらです。
就業規則は、休職前や休職中に何度も読みました。
就業規則には、休職できる期間や給与など、とても大事なことが書かれています。
休職の手順
わたしが実際に踏んだ休職までのステップは、こんな感じでした。
- メンタルクリニックに行く
- 就業規則を読み込む
- メンタルクリニックの医師に診断書を依頼
- 直属の上司(わたしの場合、看護師長)に電話
- 休職開始
では、順番に説明していきますね!
1.メンタルクリニックに行く
まず、人生で初めて!!
メンタルクリニックに行きました。
ここでは、お薬の処方をしてもらいました。
わたしはメンタルクリニックを受診する時点では、休職するつもりはあまりありませんでした。ゼロではありませんが。。。。
夜間不眠になり、日勤業務中の集中力が欠けてきたので、とりあえず通院してみようかな〜。ぐらいの感覚でした。
1回目の通院では、医師に現状を話して、その後、カウンセラーと話しました。
そして、医師と相談して、不眠を改善させるために眠剤を処方してもらいました。
医師から休職についての話も出ましたが、もう少し頑張ってみたい!と伝え、この時は休職せずに様子を見ることになりました。
ところで、日本はメンタルクリニックに行くことに対して、敷居が高く感じます。
しかし、1年間住んでいたカナダでは(今もカナダにいますが。笑)、気軽にメンタルクリニックに行っています。
少しでも体や心の調子がおかしいな?と思ったら、気軽にメンタルクリニックに行ってみて良いと思います。
2.就業規則を読み込む
休職に入る前から、退職するまで、わたしは病院の就業規則を何度も何度も読み込みました。笑
特に、よ〜く読み込んだ項目はこちらです。
- 休暇(有給休暇、特別休暇など)
- 休職中のお給料
- 傷病手当金
- 退職金
- 退職日
休暇が何日あるとか、休職期間中はお給料が何ヶ月まで支給があるか等、休みとお金のことかよ!!!!と突っ込みたくなります。
が、休職期間中に少しでも心穏やかに過ごすためには、お休みとお金の2つはかなり重要事項だと思います。
わたしの病棟では、知らないうちに有給休暇をシフトに組み込まれていたことがあったので、有給休暇の残りの日数をちゃんと確認しました。
また、休職期間中はたいてい基本給が出ると思います。(勤め先の就業規則を確認して下さい。)
何ヶ月までお給料がもらえるのかも、休職中にお金の心配をしないで済むように確認しておいた方が良いと思います。
出来れば、休職前に環境を整えておくと、少しは不安が減るかなと思います。
3.メンタルクリニックの医師に診断書を依頼
メンタルクリニックに通院し始めて、2回目の通院の時、医師に診断書を依頼しました。
1回目の通院から、だいたい2〜3週間後ぐらいの時でした。
眠剤を飲んでからは、少しは眠れるようになったものの、相変わらず仕事に集中できず、もう限界!!!と、なり、次の休みの日に、メンタルクリニックに駆け込みました。
医師に「限界です。休職したいです。」
と、伝え、1ヶ月間休職するための診断書を作成してもらいました。
医師に話しながら、ボロボロ涙が出てくる状態でした。
今までの人生で、こんなことは初めてだったので自分でも驚きました。
受診した当日に、医師から1ヶ月休職するための診断書をもらいました。
診断書の金額は約5000円ぐらいでした。(クリニックによって金額は異なります。)
4.直属の上司(わたしの場合、看護師長)に電話
診断書をもらったその日に、直属の上司に電話で連絡を入れました。
次の勤務日の朝に連絡をするかどうかも考えました。
が、当日欠勤になると職場に迷惑をかけてしまうので、できるだけ早めに連絡を入れました。
上司には、「実は、メンタルクリニックに通院していて、診断書をもらったので休職させて下さい。」と、電話で伝えました。
休職に対して、何の前触れもなく、突然のことだったので、上司も驚いている様子でした。
しかし、不眠だったこと、現状について、診断書が出たことを説明し、承諾してもらいました。
そして、次の勤務日から休職扱いになることを確認しました。
5.休職開始
上司に連絡後の次の勤務日から休職開始になりました。
電話一本で1ヶ月も休めるなんて、なんだか不思議な気持ちでした。
突然、休職することになったので、何人かの同僚が連絡をくれました。
しかし、同僚へ返信しようと内容を考えるだけで、申し訳なさすぎて気分が落ち込み、動悸がして何も手につかなくなり、体調が悪くなりました。
もし1人に返信したら、他の人にも返信しなきゃいけないなぁ。。。とか色々考えているうちに、眠れなくなってしまいました。
このことを医師やカウンセラーに相談し、同僚には申し訳ない気持ちでしたが、自分の体調を優先させて、返信はしませんでした。
休職のメリット・デメリット
心や体が不調な場合、休職した方がメリットは多いと思います。
もちろん、デメリットもあるので、病院勤務をもう少し頑張れそうなら頑張ってみると良いと思います。
しかし、自分の体からSOSが出ているのであれば、体や心が壊れる前に早めに休職することをお勧めします。
早めに休んだ方が、回復も早いと思います。
一度、周りの友人や家族、難しければ医師に相談してみると良いと思います。
メリット
休職をするメリットはこちらです。
- ストレスな環境から離れられる
- 自分の時間ができる
- 生活を整えられる
- お給料が出る(病院によっても異なるため確認が必要)
- 復職できる
- 将来についてゆっくり考えられる
休職は、ストレスがかかっている環境から一度離れて、ゆっくり休むことができます。
また、休職期間中は、お給料が出る病院も多いと思います。
そのため、お金のことはあまり気にせず、自分の体調を整えることを最優先させることができます。
体調が戻って、やっぱり同じ病院で働きたい!と思ったら、復職することもできます。
デメリット
休職をするデメリットはこちらです。
- 月に1回、看護部と面談がある(病院によって異なると思います。)
- 休んでいることに対する罪悪感
- 長く働く場合、キャリアに影響が出る可能性がある
今の病院で、定年退職まで働く!という予定の場合は、今後のキャリアに影響が出てくる可能性があります。
また、休職期間中、わたしの場合は月に1回、看護部との面談がありました。
とても憂鬱でしたが、診断書を提出するため!お給料をもらって休むため!と自分に言い聞かせ、頑張って月に一度、勤め先の病院に行きました。
個人的には、休職中なのに勤務先へ来させるというのが、なんか納得できませんでしたケド。。
休職後の選択肢
休職した後は、休職の延長・復職・退職(転職)が選択肢に上がると思います。
自分の時間が取れる休職期間に、じっくり自分と向き合い、将来について考えると良いと思います。
復職
休職中によく考えた結果、やっぱり同じ病院で働きたい!と思ったら、復職できます。
病院や看護部長などの考え方にもよると思いますが、他部署に異動して復職することもあれば、同じ部署で復職することもあるようです。
復職前に、しっかりと自分の希望を看護部に伝えて話し合うと良いと思います。
わたしは、休職した時点で復職するつもりは、ほぼありませんでした。
しかし、メンタルが不安定な状態で大きな決断をすると、後悔する可能性があります。
ゆっくり休んで体調が整った状態で、再度、退職するのか復職するのか、じっくり考えることをお勧めします。
休職延長
わたしは合計で3ヶ月間、休職しました。
1ヶ月ごとに、1ヶ月休職の診断書を計3回、提出しました。
提出するタイミングは、看護部と面談するために勤務先に行ったタイミングで、手渡しで提出しました。
退職
退職する場合は、退職日の◯週間前までに申し出ること。というような就業規則があると思います。
退職を決めたら、まずは就業規則を確認しましょう。
もし、休職期間中に体調が戻り、よく考えた末に転職する!
と、決めた場合は、休職期間中に転職活動をすることをお勧めします。
なぜなら、すぐに転職しないとお給料がしばらく入ってこないからです。
無給の期間ができるだけないように、退職後、すぐに働き始めたい場合は、休職期間中に転職活動した方が良いと思います。
わたしは、休職期間中に派遣会社を片っ端から登録しました。
そして、退職後に働く場所を決めてから、病院側に退職の意向を伝えました。
ご参考までに。。。。
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さいごに
今回は、休職の方法について、わたしの経験をもとにご紹介しました。
毎日、元気にやりがいを持って働けることはとても幸せなことだと思います。
しかし、頑張りすぎてしまったり、さまざまな環境によって心がポッキリ折れてしまった時は、無理をせずに休んだ方が良いと思います。
早く休めばその分、回復にも時間がかからずに済みます。
休職という制度があることを知っていると、少しだけ、気持ちを楽にして働くことができると思います。
1人でも多くの新人ナースが、心も体も健康に働くことができるよう願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!