バンクーバーから、シアトル経由で日本に帰国したMuffinです。
今回は、このコロナ禍で日本に帰国した際に、いろいろと失敗しました。
わたしの失敗談から、陰性証明で特に注意することをご紹介しますね!
はじめに
思い込みって恐ろしい。
今回、わたしの失敗から学んだこと。
バンクーバーを出発して、アメリカ(シアトルタコマ空港)経由で日本に帰国するみなさんには、同じ経験をしてほしくないと思い、わたしの失敗談をご紹介します。
カナダやアメリカは、わたしの勝手な体感ですが、「WITHコロナ」って感じ。コロナと共に生きてます的な。
マスクをしてない人もたくさんるし、旅行する人もたくさんいる。レストランやナイトクラブも通常営業。
そのため、わたしはアメリカ入国にはワクチン接種証明と陰性証明書はいらないと思い込んでいました。。。
しかも、乗り継ぎなら、なおさら不要だと思っていました。
思い込みって恐ろしい。。。。
そのため、わたくし、アメリカ乗り継ぎに必要な書類関係(特にコロナ関連)を全く調べずに、バンクーバー出発の当日を迎えました。
しかも、YVRを朝7時に出発の便。とほほ。
チェックイン受付のために、3時間前までに到着するように航空会社から言われてたので、暗闇の中、タクシーで空港に向かい、朝4時にYVR到着。
3時間前という忠告をきちんと守って到着したのに、さすがカナダ。
チェックインのスタッフは30分間、現れませんでした。ちーーーん。
何も知らず、眠さに耐えながらボーーーーーっと、チェックインカウンターの前につっ立って待っていると、同じ便に搭乗予定のおしゃべり大好きカナダ人女子に話しかけられました。
「なかなかチェックインカウンターのスタッフ来ないね〜」
「これからどこの国に行くの〜?」
など、ピーチクパーチク2人でおしゃべりしていました。
彼女は、アメリカ(シアトル)経由でベトナムに旅行に行くとのこと。
「今、コロナ禍だから、何か漏れていること(渡航のための準備)がないか、すっごく緊張するよね〜。」
と、やたらと”nervous“を連呼していました。
そして、彼女から、驚愕の事実を知ることになります。。。。
渡航に陰性証明書は必要?
結論から言います。
陰性証明書は、必要です。(2022年4月21日現在)
アメリカ乗継ぎに陰性証明書は必要。ワクチン接種証明書も必要。
日本入国にも陰性証明書は必要。
そしてアメリカと日本の陰性証明の条件が異なる!!
これが本当にややこしい!(乗継ぎがある場合)
では、少し詳しく説明していきますね。
※コロナ情勢では情報は常に変動しています。必ずご自身で、大使館HPやCDCのHPなどから確認してください。
在アメリカ合衆国大使館HP(https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
在日米国大使館と領事館HP(https://jp.usembassy.gov/ja/)
在カナダ日本大使館HP(https://www.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
アメリカ入国と日本入国は条件が違う!
ここが落とし穴!!!
アメリカと日本で陰性証明の条件が違っていた!!!!
結論から言うと、アメリカ用と日本用の2つの陰性証明書が必要になる人が大半です。
(カナダからアメリカ経由で日本に入国の場合)
アメリカ
アメリカ入国(乗継ぎ含む)の条件は、以下のようになっています。(4月21日現在)
・ワクチン接種の有無にかかわらず、米国渡航前1日以内に検査を受ける必要があります。
・2022年1月22日以降、カナダまたはメキシコから米国へ入国(陸路またはフェリー)するためには、ワクチン接種証明の提示が原則必要です。
※本措置は、米国市民、永住者、米国国民には適用されません。
在アメリカ合衆国大使館HPより引用(https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
ちなみに、1日以内とは24時間以内ではなく、出発日の前日に受けた検査なら有効のようです。
2021年11月8日より、米国市民、米国永住者及び移民ビザ所持者を除くすべての米国への渡航者は、米国行きの飛行機に搭乗する前に、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した証明を提出することが必要となります。この規定は、米国市民、米国永住者(グリーンカード所持者)、移民ビザ所持者には適用されません。
在日米国大使館と領事館HPより引用(https://jp.usembassy.gov/ja/)
日本
日本入国の条件は、以下のようになっています。(4月21日現在)
・全ての入国者(日本人を含む。)は、 出国前 72 時間以内の検査証明書を提出しなければなりません。
検査証明書を提出できない方は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。
出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
在カナダ日本大使館HPより引用(https://www.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
コロナ検査日の決め方
では、例を出して検査日について検討していきましょう。
例えば、4月15日バンクーバー出発。同日にシアトル空港を乗り継ぎし、日本に入国する場合。。。。
〈アメリカ乗継ぎの要件を満たすコロナ検査日〉
米国渡航(4月15日)の1日以内に検査を受ける。
→4月14日か当日4月15日に検査して、出発までに陰性証明書をGETする必要がある。
〈日本入国の要件を満たすコロナ検査日〉
出国(4月15日)の72時間前までに検査を受ける必要がある。
→4月12日、13日、14日、当日15日に検査して、出発までに陰性証明書をGETする必要がある。
この例を考えると、アメリカ、日本の入国条件を満たす、4月14日か当日15日に検査を実施し、バンクーバー出発までに陰性証明書をGETすればよさそうな気がしますよね。
しかし!!!!!!!
バンクーバーで、検査の即日又は翌日にコロナ陰性証明書が取り付けられるクリニックは、残念ながら見つかりませんでした。。。
日本専用のフォーマットに対応できるバンクーバーのクリニックは、PCR検査後、大体24時間から36時間後に検査結果がでるとのこと。そして、100%は保証できませんとのこと。不安すぎる。。。
また、日本入国の際は、日本の所定のフォーマットが必要なので、条件を満たすPCR検査ができるクリニックはかなり限られています。
さらに、上記の理由から検査費用も一番安いクリニックで、175カナダドルと高額です。悲しい。。。
PCR検査後、約24時間から36時間で検査結果が出るということは、アメリカ(シアトル)乗継ぎ用の陰性証明に使用することはかなり厳しいと思います。
そのため、アメリカ(シアトル)経由で日本に入国する人は、日本用とアメリカ用の2つの陰性証明書が必要になるケースが大半です。
検査日を申し込む際に注意すること
上記の例からも、検査を申し込む際、検査日は慎重に決める必要があります。
検査を申し込む際、注意すべき点は以下の通りです。
- 検査を受ける日時
- 検査結果を受け取る日時
- 土日祝日のクリニック休診日
- 検査名
- 検査方法
- 検体採取方法
- 検査結果受け取り方法
- 乗継ぎ時間
ややこしすぎますね。。。。
日本もアメリカやカナダのように、もう少し緩和されることを願うばかりです。
さいごに
”新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置”により、陰性証明書やワクチン接種証明書などの必要書類が複雑化しています。
帰国前に、わたしなりにインターネットで必死に検索し、必要書類を準備していました。
しかし、いざ渡航!!!!
となった際、チェックインカウンターでアメリカ乗継ぎのための陰性証明の条件が満たされていない!と指摘され、焦って空港内の検査場に行き、ギリギリの時間で検査できました(朝5時)。
検査場のHP(もちろん英語表記)から、必死に検査時間の予約をし、クレジットカードで支払いを済ましてから検査。
そして陰性証明書をGETし、なんとか日本に帰国することができました。
陰性証明書をGETするまでは、時間に追われていて、なんだか生きた心地がしませんでした。
今後、帰国されるみなさんには、同じような失敗をしないでほしいと強く願っています。